認知症の原因疾患
現在の日本では、高齢化に伴って認知症患者数が確実に増加しつつあります。認知症には、いくつかの型があるものの、そのいずれもがいまだその根本的な発症原因が解明されてはいない病気でもあります。
認知症を引き起こす原因となる病気はたくさんあります。認知症の原因となる疾患は、脳細胞の変性が起こる退行変性疾患、感染症による疾患、また脳血管障害等いくつかに大別することができます。
退行変性疾患
ALS様症状を伴う認知症
大脳皮質基底核変性症
内分泌・代謝性中毒性疾患
甲状腺機能低下症
下垂体機能低下症
ビタミンB12欠乏症
ビタミンB1欠乏症
ペラグラ
脳リピドーシス
ミトコンドリア脳筋症
肝性脳症
透析脳症
低酸素症
低血糖症
アルコール脳症
薬物中毒
感染性疾患
亜急性硬化性全脳炎
進行性多巣性白質脳症
各種脳炎・髄膜炎
脳膿瘍
脳寄生虫
進行麻痺
腫瘍性疾患
脳腫瘍(原発性・続発性)
髄膜浸潤(原発性・転移性)
外傷性疾患
慢性硬膜下血腫
頭部外傷後遺症
その他
多発性硬化症
神経ベーチェット
サルコイドーシス
シェーグレン症候群