介護事務管理士とは、介護保険施設などで介護事業を支える重要な職業です。超高齢化社会に突入している日本において、介護サービスの受給者も年々増えつつある中、今後ますますニーズが高まることが予想される注目の職業です。
介護事務管理士の仕事はデスクワークがほとんどであるため、体力的な負担も少なく、長期にわたり安心して働けるのも魅力だといえましょう。さらに、知っていて損はない介護保険の知識も身に付くので、これからの生活においても役立つことは間違いないでしょう。
介護事務管理士の仕事
介護事務管理士の仕事には大きく分けて「介護報酬請求業務」と「ケアマネージャーのサポート」の2つに分類できます。
介護報酬請求業務
介護保険制度に基づいて、介護保険から支払われる介護費用を計算したり、請求書(レセプト)の作製をしたりします。請求に誤りがあると介護報酬が正しく支払われないため、施設の運営にも関わる重要な業務です。その他に、帳票類の作成・管理・各種関係機関・サービス事業所との連絡などの仕事も行います。
ケアマネージャーのサポート
ケアマネージャーが、介護保険の利用者の急増で多忙を極めるため、その業務を支える重要な専門スタッフとして欠かせない存在になりつつあります。
受験のポイント
技能認定振興協会の「介護事務管理士技能検定試験」は、年6回実施されていますので、受験者の都合に合わせ受検やすい試験だといえます。特に、ユーキャンの介護事務講座を修了すれば、受講期間中は在宅での受検も可能となります。
試験そのものはマークシート方式なので回答しやすいといえます。
試験概要
■名 称:介護事務管理士技能検定試験
■実施団体:技能認定振興協会
■試験月:1月・3月・5月・7月・9月・11月(年6回)
■試験形態:会場試験と在宅試験があります。ユーキャンの介護事務講座の修了試験に合格すると、受講期間内に実施される試験の在宅受験の権利を得ることができます。
■試験内容:学科(マークシート方式)10問・実技(レセプト作製3枚、レセプト点検1枚)4枚
■合格基準(会場試験):学科100点満点中70点以上、実技1問につき50%以上、全体で70%以上
■合格率:58.5%(平成29年7月)