生活習慣と認知症

認知症は、アルツハイマーや脳血管性の認知症だけでなく、注意力の低下によっても生じます。生活習慣、ライフスタイルによって、認知症の症状が現れることがあります。例をあげると…

  • 漫然とテレビばかりを見てすごす。
  • 自分からは積極的に活動しない。
  • 趣味もなく他人と会話することも極端に少ない。

例にあげたような刺激のない単調な生活を送っていると、脳への刺激が減り、神経細胞も神経細胞のネットワークも衰えるばかりです。使わないと退化してしまうのですね。

非活動的な生活は脳にも影響を与え、時間感覚な乏しくなり、人から聞かれてもなかなか答えられず、認知症と間違われることもあります。
ぼけたおばあさん
これに関連して、1999年に発表されたある論文が、センセーションを巻き起こしました。どういうことかというと、海馬の神経細胞を破壊したラットを、羽根車を回させたグループと何もしないグループに分けて、一定期間経過後に解剖して海馬の状態を調べたのだそうです。その結果から、羽ぐるまを回していたグループの海馬の神経細胞が明らかに再生していたのです。従来は、一度破壊された神経細胞は再生しないというのが常識で、リハビリなどはその神経細胞ネットワークが再構築されるだけだとされていたのです。
神経細胞自体が本当に再生するのかどうかは今後の研究を待つしかありませんが、大事なことは、常に好奇心を持って新しいことにチャレンジすることが、神経細胞のネットワークだけでなく、神経細胞自体の再生も促す可能性があるということなのです。
また、ストレスによっても認知症の症状を誘発することがあります。配偶者や家族の死、離婚、別居、定年退職、転居、病気やけが、などの生活環境の変化にも注意が必要です。
生き甲斐過度のストレスは、海馬の神経細胞にダメージを与えることがわかってきました。ストレスが認知症を誘発する原因はこの辺りにありそうです。

過度のストレスを感じたら、早急にストレスの軽減を図ることが重要です。特に高齢の方には、生き甲斐を与え、安心できる居所を確保することが大切です。

生き甲斐を見つけ、さらに人の役に立ったりすることは、その人の人間としての尊厳を満足させることにもなりますし、第一、生き甲斐を持っていれば認知症になっている暇などないということになりませんか?

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