長生きと認知症

最近は認知症に関するニュースや話題を良く見聞きするようになりました。
「人生50年」…、かつて人の一生をこう呼んでいた時代もありました。ところが、今の日本人の平均寿命は、女性84歳、男性78歳、なんと長生きな民族になったことでしょう。

人の体の寿命はどの位だと思いますか?

エッと思われるかもしれませんが、最近の遺伝子学の研究によると、人の寿命は本来120歳ないし200歳位であろうというのが常識となってきているそうです。120歳ないし200歳位ですよ、40・50ははなたれ小僧の世界ですね。
遺伝子学の急速な進歩によって、次々に生命の神秘が解き明かされているようです。「短命遺伝子」と名付けられた遺伝子の発見も、遺伝子学の進歩のたまものなのでしょう。
この短命遺伝子は、私たちの寿命を縮める方向に働くらしいのです。とすれば、この短命遺伝子の働きを止めてしまう、あるいは遅らせる事が出来れば、「不老長寿」とはいかないまでも、120歳以上の寿命も可能だろうといわれています。120歳以上生きるのがよいか悪いかわからないけれど、あまり長生きして欲しくない人は世の中にいっぱいいる…というのは、単なるジョーク。
ところが、話はそう簡単ではありません。ただ寿命が延びて、それで幸せとならないところが、人間の業の深さなのでしょうjか。

元気な老後を過ごせるように

長生きしていく上での最大の壁は、高齢化によって出現してくる「老人性認知症」(以前は老人性痴呆と呼んでいました。)ということなのです。

「認知症」は、地球上のどこの国でも、万国共通の問題なのです。先進国は、生活水準や医療環境が整った分、平均寿命も延びていますので、老人性認知症が最大の懸念であるといえるでしょう。肉体の長寿命は、神経細胞の寿命との間に大きな差(ギャップ)を生み出してしまいました。
人間が、平原で生活するようになって20万年ともいわれますが、現代は今までにない長生きを経験しています。医療の発達や、食料の安定供給、社会構造の安定化などの結果だといえるでしょう。
太古の昔から人間が望んできた「長生き」が、皮肉な事に「認知症」という問題をもたらしてしまいました。誠に残念ながら、現在の医学をもってしても「認知症」の根本的な解決策は見つかっていないというのは皆さんもご存じでしょう。
私たちの国「日本」は、世界でもまれにみる高齢化社会に向かってまっしぐらに突き進んでいます。それと同時に、「認知症」の問題も最先端を行っているといえましょう。認知症が「21世紀の時限爆弾」とまで言われるゆえんでもあります。
「人生200年」という、遺伝子からのメッセージも、認知症を克服する事が出来なければ、単に絵に描いた餅にしかすぎないでしょう。長寿の代償として認知症を受け入れる人なんていませんからね。

厚生労働省の調査では、認知症患者は約150万人、そのうちアルツハイマー型が4割以上とされているようです。
社会の高齢化に伴って今後ますます認知症患者は増え続けていくことでしょう。

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